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2023年8月11日 批評家の日録

慌しい引越や国会議員日程などの間でも手許においているのはリストのロ短調ソナタのスコア。
聴き続け調べたり考えたりするほどベートーヴェン以降の最も偉大なソナタと思う。
伊豆高原宅の再生装置はONKYOの最上クラスのものだが、管谷さんの音は再生装置がよければよいほどスケールを増す。
現代の標準盤として私が選んだポリーニ、管谷、ユジャワンの順で冒頭の5分を精密に比較してみた。
管谷のピアニズムは生真面目な青年と洗練された女の子に挟まれた巨魁なファウスト博士のよう(笑)
いつも見た目ギャップに笑ってしまう。
管谷のはまだ練習段階だけど、この音とタッチに病みつきで既に一番の愛聴盤。
正規盤の収録は8月下旬。コンサートは10月に福岡FFGホールと東京白寿ホール。
チラシや広報、YouTubeのデビューも本格的に考えないと。

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