2023年8月24日 批評家の日録
新潟県越後妻有文化ホールでの管谷怜子さんの収録3日目。
昨日までにリストロ短調ソナタ、ブラームスの3番と小品10曲を収録。
小品は、シューベルトの即興曲から、トロイメライ、月の光、亡き王女のパヴァーヌ、ショパンの雨だれ、エオリアンハープなどでいずれも美しいが、息を呑むほど凄かったのはその後ふと演奏し始めたバッハのインヴェンション数曲とゴールドベルクのアリア。
十数年のバッハの研鑽がこういう素晴らしいホールとピアノでこんな風に並々ならない姿で立ち現れるのか。
リスト、ブラームスは巨大な演奏。
どちらもドイツ巨匠型の同曲レコードは多分これが初めて。
詳細は僕の言葉より聴いてもらう方がはやいでしょう。