2023年10月21日 国柄を学ぶ講座 開催

平和研の月例会。英霊の言の葉朗誦に始まり、封印された満州建国と現在の世界情勢、岸田政権の歴史的な位置づけ、成果と問題点、私の裏方仕事の一端。
という辺りから、欧米近代の毒についてフランス革命の人権イデオロギーがどうできあがったか、トルストイのアンナ・カレーニナにその毒の極点があり、トルストイはその解毒のために人道主義の新しい福音を唱えたがそんなものじゃ近代は超克できないよという話から日本の国柄論に戻り、日本文明の特質は言葉にある、国民皆兵ならぬ国民皆詩人。
この言葉の精錬の習慣による文明化は世界に例をみない。
しかもその起源が恋愛歌という恋愛こそ国体という話まで。それが70年でここまでダメになって私たちはさあどうする。疲れた（笑）　
小林隆先生の創作和歌指導は戀歌。
68歳で41歳の女性と熱烈な恋愛結婚した川田順の歌「吾が髪の白きに恥づるいとまなし溺るるばかり愛しきものを」「相触れて帰りきたりし日の真昼天の怒りの春雷振るふ」のみずみずしさに圧倒され、枯渇を覚える56歳でした（笑）