アントニオ・パッパーノ指揮サンタチェチーリア管絃樂團/ラフマニノフ交響曲第2番他(2)(2011年07月26日)

(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2011年07月26日より)  まづ、聽き始めて、驚いたのは音色だつた。イタリアのオケとは思へない暗く重い音、しかも音による思索で始まる。深い闇の氣配が音の背後に洩れ傳はる。あらゆる音が呼...

アントニオ・パッパーノ指揮サンタチェチーリア管絃樂團/ラフマニノフ交響曲第2番他(1)(2011年07月26日)

(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2011年07月21日より)  時間が取れないので、短い原稿を少しづつ掲載してゆくことにする。讀者にとつても讀みおもりがしなくてかへつていゝかもしれない。或は、さう書きながら、結局のところ...

ダニエル・バレンボイム指揮/ベルリンシュターツカペレ管弦樂團/シューマン交響曲全集を聽く(1)(2009年11月12日)

(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2009年11月12日より) 第1交響曲《春》 變ロ長調作品38  作品に就て、充分深入りして書ければさうしたいのだが、今、その餘裕がないので、演奏批評に限る。この曲では、レコード藝術の別...