バッハ《平均律クラヴィーア曲集第1卷》byダニエル・バレンボイム(6) 小川榮太郎(2008年03月27日)
(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2008年03月27日より) バレンボイムは、當然ながら、昨日書いたグールドとは、まるで別の道をゆく。彼は、傳統に從つて、冥想的なマエストーゾで、この曲を彈き始める。しかし、彼がこの音樂...
(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2008年03月27日より) バレンボイムは、當然ながら、昨日書いたグールドとは、まるで別の道をゆく。彼は、傳統に從つて、冥想的なマエストーゾで、この曲を彈き始める。しかし、彼がこの音樂...
(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2008年03月25日より) 今囘は、無駄口を一切排して、バレンボイムの1番のプレリュードの先を少し、描寫する事から始める。 1番のフーガでは、バレンボイムは、フーガの出を強調するが、...
(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2008年03月24日より) ……チェンバロといふ樂器の固有性からバッハが最大限の美を抽き出したといふ考へを否定するつもりはない。だが、改めてバレンボイムの演奏をじつくり聽くと、バッハの...
それにしても、本當に感動した音樂に就て、言葉でそれを寫さうとは、何と不思議な慾望なのだらう。昨晩は、あれこれ、マーラーのレコードを聽いて過ごし、豫想どほり、かなり退屈を覺えた私は、寢る前に、バレンボイムの《平均律》1卷...
(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2008年03月22日より) バレンボイムの《平均律》で忘れられないのは、平成17(2005)年2月のサントリーホールでの全曲演奏會である。その時のプログラムの中のノートで、諫山隆美氏が...
(旧ブログ「ザ・クラシック評論」2008年02月20日より) 今日は他のことを書くわけにはゆかない。私は、今、初日を迎へたダニエル・バレンボイム指揮のベルリン國立歌劇場の《トリスタン》を聽き、完全に打ちのめされてゐる。...